オメガと飯伏は共倒れ…BC・OG乱入に大ブーイング

乱入したバッドラック・ファレ(右)にラリアットを喰らう飯伏幸太=横浜文化体育館
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 「プロレス・新日本」(8日、横浜文化体育館)

 真夏のシングルリーグ戦「G1クライマックス」のBブロック公式戦が行われ、勝ち点12で単独トップだったケニー・オメガと、同10で内藤哲也と並ぶ2位タイにつけていた飯伏幸太がバレットクラブOGの乱入によってともに敗れる波乱が起こった。

 飯伏はOGを率いるタマ・トンガと対戦。花道で背後から奇襲を受けるなどラフファイトに苦しみながら、2階席からのラ・ケブラーダを繰り出すなどして応戦する。だが終盤、OGのタンガ・ロアとバッドラック・ファレが乱入。そこにケニー・オメガが助太刀に現れ、飯伏は逆襲に転じたものの、最後はフランケンシュタイナーをガンスタンで切り返されて3カウントを聞いた。さらに、OGはこの試合後に矢野通戦を控えているオメガをパワーボムでKOしてしまった。

 その後、オメガ率いるバレットクラブ・エリートのハングマン・ペイジ、チェーズ・オーエンズがOGを蹴散らしたが、オメガがダウンしているにもかかわらず矢野が入場。足早に現れた矢野はゴングを急かして即フォールしたものの、意識を取り戻したオメガはギリギリで返して命拾い。その後は矢野とコーナーのマットでたたき合うなど乱戦を繰り広げたが、矢野が急所打ちでオメガと同時にレフェリーまでもん絶させてしまう。そこにまたもトンガが現れてガンスタンで矢野をKO。さらにオメガにもガンスタンを放ってKOすると、オメガの体の上に矢野の体を乗せて体固め状態にし、レフェリーを起こすとまさかの3カウント。OGのやりたい放題の悪行に、客席からは大ブーイングが飛んだ。

 Bブロック最終戦(11日、日本武道館)でオメガと対戦する飯伏は「今日の負けは痛いです」と無念の表情を浮かべながらも、「可能性はゼロじゃない。それにかけるしかないですね」と気持ちを奮い立たせた。一方のオメガは「タマ、お前はいつまでも子どもみたいにだだをこねている。オレの大事な2点を奪うとはどういうことだ。お前の奇襲のおかげで親友の飯伏と本気の戦いをしなくてはいけなくなった」と怒りをおし殺しながら話した。

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