新日本・ヒロムがデスペ粉砕V1「お前より強いってことだ」
「プロレス・新日本」(18日、後楽園ホール)
IWGPジュニアヘビー級選手権試合は王者の高橋ヒロムがエル・デスペラードの挑戦を退けて初防衛に成功。次期挑戦者にドラゴン・リーを指名した。
ヒロムはギターケースを持って入場し、中から花束を取りだしてデスペラードにプレゼントする奇行に出たが、逆にデスペラードは花束で殴打する異様なスタートから大乱戦に発展。デスペラードは場外乱闘に長時間を費やすラフ殺法で圧倒するが、ヒロムも断崖式カナディアンデストロイヤーなどで反撃する。
そして、2人は大声を張り上げながらエルボーを打ち合うなど、気迫を前面に押し出した攻防を展開。デスペラードの盟友・金丸義信の介入をヒロムの盟友BUSHIが排除し、ヒロムがデスペラードのマスクを完全にはがすなどのハプニングも起こる中、ヒロムは変形三角締めDで勝機をつかみ、最後は金具がむき出しになったコーナーへスープレックスで投げつけ、TIME BOMBでトドメを刺した。
試合後、ヒロムはリング上で「おい、デスペラード、今はもう、お前よりヒロムちゃんの方が強いってことだ。また、どこかで愛し合おうぜ」とアピール。挑戦に名乗りを上げるものが現れなかったため、海外武者修業時代からのライバルであるメキシコのドラゴン・リーを次期挑戦者に指名した。
そして、チャンピオンベルトとベスト・オブ・ザ・スーパー・ジュニアの優勝トロフィーと会話する腹話術を延々と展開。最後は「最多防衛しちゃうわ」と宣言して去っていった。