WWE・中邑またもAJに敗れ王座奪取ならず 場外キンシャサ爆発もあと一歩
「プロレス・WWE」(17日=日本時間18日、米・シカゴ)
ペイ・パー・ビュー大会「マネー・イン・ザ・バンク」が行われ、WWE世界王者AJスタイルズに挑戦した中邑真輔(38)は敗れ、日本人初のWWE最高峰の王座奪取にまたも失敗した。
中邑は今回が9度目の挑戦で、同じ新日本プロレス出身のAJへの挑戦は4度目。試合は新日本プロレス10カウントのダウンのみで勝敗が決まるラストマンスタンディングマッチで行われた。
中邑は場外乱闘で鉄板の上にAJをたたきつけてペースをつかみ、得意の蹴りを中心に猛攻を加える。さらに、机を持ち出してコーナーに立てかけて、机がバラバラに砕けるほどの勢いでAJをたたきつけるが、AJはカウント9で立ち上がった。
さらに、中邑はコーナーへヒザ蹴りを放ったが、クッションが外れてむき出しとなったターンバックルに誤爆して左ヒザに大きなダメージを負う。そこからAJに左ヒザに猛攻撃された。それでも、AJが場外でのイス攻撃をしているところを、スキをついての股間攻撃でもん絶させ、得意のヒザ蹴りキンシャサを決めたが、AJはまたもカウント9で立ち上がった。
続けて中邑は放送席の上でAJを担ぎ上げたが逆に落とされ、机の上からAJのフェノメナルフォアアームを浴び、鉄製の階段の上からのスタイルズクラッシュを見舞われたが、驚異的な粘りを見せて立ち上がる。だが、最後は放送席のテーブルにもたれかかっているところに、AJのトップロープからのフライングフォアアームを受けてダウン。そのまま無念の10カウントを聞いた。