「プロレス・新日本」（１７日、後楽園ホール）

　９日の大阪城ホール大会でＷＷＥの大物クリス・ジェリコにＩＷＧＰインターコンチネンタル王座を奪われた内藤哲也が雪辱を誓い、「日本人は楽な試合をしている」と発言したＩＷＧＰヘビー級王者ケニー・オメガには猛反論した。

　この日、内藤は高橋ヒロム、ＢＵＳＨＩ、ＳＡＮＡＤＡ、ＥＶＩＬと組み、ＴＡＫＡみちのく、エル・デスペラード、金丸義信、タイチ、飯塚高史組と激突。最後はＢＵＳＨＩがＴＡＫＡをエムエックスで仕留めた。

　試合後、内藤はジェリコ戦を振り返り、「（ジェリコの）急所蹴りがあったとは言え、しっかり３カウントを聞きましたよ。世界的に有名かも知れないけど、ピークを過ぎた選手に敗れてしまったのは非常に恥ずかしいことですよ」と敗北を受け入れた。続けて、「ベルトがあるないに関係なく、オレはクリス・ジェリコにリベンジしますよ」と宣言した。

　さらに、９日にオカダ・カズチカからＩＷＧＰヘビー級王座を奪ったオメガの発言に反論。「ごちゃごちゃ言ってたね。日本人選手は楽をしてる？長距離移動がないから楽だ？笑わせんなよ。今日だけじゃない。今シリーズ、彼は全休なわけでしょ。どの口がそんな偉そうなこと言ってんだよ。カブロン！（スペイン語でバカ野郎の意味）」と厳しい言葉を並べた。

　さらに、ＳＡＮＡＤＡとともに９日に失ったＩＷＧＰタッグ王座奪回を目指すＥＶＩＬもオメガを批判。「シングルのチャンピオンは今日も明日もいねえのか。何が新日本のリーダーだ。何が楽な試合をしているだ。調子のいいことぬかしてんじゃねえぞ。そんな言葉、何にも響かねえんだよ。だから、（王座を）オレらの支配下に戻すんだよ！」と吠えまくった。