「プロレス・新日本」（１７日、後楽園ホール）

　ＮＥＶＥＲ無差別級選手権試合が行われ、９日の大阪城ホール大会で王座を失った後藤洋央紀が王者マイケル・エルガンを破り、８日で返り咲きに成功した。

　後藤は、大阪城ホール大会で以前のズングリとした体型から筋肉質に変貌を遂げた肉体を披露したエルガンの迫力を増したチョップ、ラリアットなどのパワー殺法に苦戦。さらには、後藤と接触したレフェリーが失神する間にタイチが乱入して両者に暴行を加え、エルガンとタッグを組んでいたジェフ・コブに排除されるというハプニングも起こった。

　それでも、後藤は雪崩式回天、裏昇天などの大技で反撃するが、エルガンもタフネスを見せつけて耐え抜く。そして終盤、後藤が必殺のＧＴＲを狙い、エルガンに何度も体を入れ替えられながらも成功させて３０分以上の熱闘にケリをつけた。

　そして試合後、コブが現れ、英語で後藤に挑戦をアピール。後藤は「引き続き、オレは誰の挑戦でも受ける」と、かねてからの主張を口にし、「こんなとこで終わってられねえんだよ。このベルトとオレがてっぺんまで登り詰めてやるよ」とファンに宣言した。

　インタビューでは「出てきた外人、いつでもＯＫ」とコブの挑戦を受諾。さらに、「タイチもいいだろう。暇になったら相手にしてやるよ」と言い放った。