復帰2戦目の宍戸大樹「現実は甘くない。溺れながら試合しているよう」

 シュートボクシング(SB)の大会「SHOOT BOXING 2018 act.3」(6月10日・後楽園ホール)で修斗の元環太平洋ライト級王者・土屋大喜(roots)と対戦する元SB東洋太平洋ウェルター級王者の宍戸大樹(シーザージム)が31日、復帰2戦目に臨む心境を語った。

 宍戸は2016年4月に引退試合を行い、18年間の格闘技人生にピリオドを打ったが、今年4月に現役復帰。復帰戦を「思い描いていた理想とは違って、現実は甘くはないなと感じましたね。思い通りに身体が動かず、まるで海で溺れながら試合をしているような感覚でした」「一番動けていた時と比べたら、点数を付けられないほどの内容」と猛省している。

 それでも「懐かしい感じがして凄く居心地が良かった」といい、「ファンに求められたり、自分がやりたいと思う気持ちがあれば、できる限り現役を続けていきたい」と思ったという。

 土屋については、SB初参戦となった15年8月の海人戦を「海人はその時からうまい選手だったので土屋選手の良いところを消していた内容だった」と振り返り、「SBルールを一度経験しているということで、前回よりももっと思い切り来れる部分がある。さらに強くなって向かってくるので気は抜けない」と警戒。「おっさんだという自覚もしてますし、そういう人間でも一生懸命やっていけば皆さんを喜ばせるような試合はできます」と、魅せる試合を約束した。

 また、宍戸が2年前の引退試合で戦ったムエタイの強豪ジャオウェハー・シーリーラックジムを迎え撃つ海人に「ただ勝つのではなく、昭和チックに相手の土俵で相手の技を使って勝つというような格闘技ロマンに溢れた試合内容を見せてくれたらいいな」とエールを送っていた。

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