亀田和毅 フルマーク判定勝ち「今年中には2階級制覇」
「ボクシング・10回戦」(5日、後楽園ホール)
元WBO世界バンタム級王者の亀田和毅(26)=協栄=が56・8キロ契約10回戦に臨み、ダニエル・ノリエガ(32)=メキシコ=に3-0のフルマーク判定勝ち。目標とするスーパーバンタム級での2階級制覇に前進した。
10カ月ぶりの試合となる“メヒカニート”和毅。2階級制覇のターゲットをWBA王者のダニエル・ローマン(米国)に置いている。今回の対戦相手のノリエガは2015年7月にローマンと対戦し、敗れたものの判定まで粘った選手。この相手に快勝して、ローマン挑戦の流れをつくりたいもくろみだった。
和毅は2回終了間際に左フックを合わせてダウンを奪う。5回にも左ボディーからの連打でダウンを追加。しかし試合を圧倒的に支配しながらも、詰めを欠き、最終回のゴングを聞く結果となった。
判定はジャッジ全員が100-88と文句なし。「今年中には世界戦、2階級制覇。それしかないんで、また明日からトレーニング頑張ります」と次戦に目を向けた。
和毅の通算戦績は37戦35勝(20KO)2敗。ノリエガは43戦30勝(15KO)12敗1分け。