那須川天心、オカダのV12に刺激「もっと勝っていかないと」

 総合格闘技イベントRIZIN(6日、マリンメッセ福岡)の前日計量が5日、福岡市内で行われ、全13試合に出場する26選手はすべて1回目にパスした。セミファイナルのキックボクシングルール3分3回(58キロ契約)は那須川天心(19)=TARGET=が57・85キロ、中村優作(31)=チーム・アルファメール・ジャパン=は57・65キロだった。

 “キックボクシング界の神童”那須川は無事に計量を終え「普通に、いつも通りです」と余裕の表情。日本拳法出身のベテランで、打倒那須川に立ち上がった中村と向かい合った印象を「覚悟が決まっている。すごい楽しみになりました」と話した。

 決戦の地・福岡では前日に新日本プロレスの大会が行われ、IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカが棚橋弘至の挑戦を退けて史上最多12度目の防衛に成功して大いに盛り上がった。プロレス好きの那須川も「彼は負けないと思いますよ。負けてはいけない存在」と、オカダの快挙に興奮。自身もRIZIN参戦から7連勝、キックボクシングを含めると29連勝中と負け知らずで、躍進を続ける新日本をけん引するオカダに刺激を受けており、「ボクももっともっと勝っていかないと。注目度が違うじゃないですか。格闘技も注目されつつありますけど、もっと上げていかないといけないし、がんばらないといけない」と、表情を引き締めた。

 6日の試合は地上波のゴールデンタイムで中継されるなど、アピールするにはもってこいの場。「こういう機会はないですし、自分が試合で初めてテレビに出たのはRIZIN。期待に応えるというか、育った場所に恩を返さないと。インパクトのある勝ち方?それ以外ないですね」と、RIZINと那須川の名をさらに世間へ知らしめる勝利を見せることを誓った。

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