山中慎介、自分のコーナー「分からなくなった」 ネリの最初のパンチがダメージに
元WBC世界バンタム級王者の山中慎介(35)が17日放送のカンテレ「コヤブるッ!SPORTS」(後5・00)に出演。3月1日のルイス・ネリ(メキシコ)とのタイトルマッチを振り返り、1回に最初にもらったパンチで大きなダメージを受けたことを告白した。
山中は、大幅な体重超過で王座はく奪となったネリに1回にダウンを喫し、2回に3度のダウンでTKO負けした。これまでの試合内容はほとんど覚えているという山中だが、この日の試合に限っては別だったという。試合後の取材で「2ラウンド目からダウンとられましたよね」と答えたところ、報道陣から1回にも倒されたことを指摘されて、「そこで1ラウンド目倒されたことを思い出した」という。
さらには1回終了後、「どっちのコーナーに戻ればいいのか分からなかった」と、自分のコーナーが赤か青かを一瞬、忘れてしまった。今までの“習慣”で思わずチャンピオンコーナーである赤コーナーに戻りかけたところ、「コーナーの)下を見たら、メキシコ人のヒゲはえたおっさんがいたんで、これは違うな」と、初めて相手コーナーだったことに気付いたという。
「最初のパンチで効いてしまったのかな」と振り返っていた。