リナレス「決まってホントに良かった」ロマチェンコと聖地MSGで激突

 ボクシングのWBAライト級王者ホルヘ・リナレス(32)=帝拳、ベネズエラ=が、5月12日に米ニューヨークのマディソンスクエアガーデン(MSG)で、全階級最強をうたわれるWBOスーパーフェザー級王者ワシル・ロマチェンコ(30)=ウクライナ=の挑戦を受けることが決まった。リナレスが所属する帝拳ジムが、13日(日本時間14日)発表した。ロマチェンコはこの試合に、史上最速となるプロ12戦目での3階級制覇をかける。米放送局ESPN(電子版)はリナレス陣営のファイトマネーを120万ドル(約1億2840万円)と伝えており、日本のジム所属選手としては歴史的なビッグマッチとなる。

 2002年に17歳で来日したリナレスが、全階級最強をうたわれるロマチェンコとスポーツの聖地MSGで激突する。

 「決まってホントに良かった。結構何年も前から僕はやりたかったから。MSGも昔から、若いときから超やりたかった!」と、リナレスは帝拳ジム公式HPで喜びを爆発させた。

 ロマチェンコは五輪2大会連続金メダリストで、13年のプロ入り後は最速記録を更新しながらタイトルを奪い続ける天才。全階級最強王者を選ぶ「パウンド・フォー・パウンド」ランキングはESPN1位、米国リング誌3位。まさに現代のスーパースターだ。

 このカードは、約1カ月前に両者が金銭面で合意に達しながら、一度は暗礁に乗り上げた。試合日がESPNとHBOの2大放送局の間でバッティングしたためだ。最終的に中継するESPNが試合開始時間を繰り上げることで決着した。

 リナレスは11日から千葉県成田市内のゴルフ場で走り込み合宿に入っている。「これから頑張らなくちゃいけないから、今度の選手は難しいからね。良い練習やって、良いコンディション作って、良いトレーニング・キャンプ送ったら絶対負けないよ」。夢の舞台だけを見据えて突き進んでいく。

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