小西と王座を争うカニサレス 公開練習で前代未聞の「公開計量」

順調な体重調整を誇示するカニサレス
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 「ボクシング・WBA世界ライトフライ級王座決定戦」(18日、神戸ポートピアホテル)

 空位の正規王座を同級2位の小西伶弥(24)=真正=と争う同級1位のカルロス・カニサレス(25)=ベネズエラ=が14日、神戸市兵庫区の旧真正ジムで練習を公開した。

 2016年の大みそかに同級王者・田口良一に挑戦し、三者三様の引き分けで王座奪取がかなわなかったカニサレスは、「俺が勝っていたと思う。再戦すれば、勝つ自信がある」と判定に納得していない様子。昨年末に田口がIBF王座を統一して統一王者に格上げされたため、空位となった正規王座を小西と争う。「コニシよりタグチの方が強い。テクニックがタグチの方が上だ」と断言し、勝利に自信を見せた。

 現在の体重を問われると、リミットの「108ポンド(48・9キロ)」と答えた。これに対する報道陣の反応を見て、陣営は「信じていないだろう?それなら、目の前で見たらどうだ」と前代未聞の“公開計量”を提案。練習後に家庭用体重計に乗ると「49・0」を示した。

 近年、中南米の選手の体重超過が目立つが、計量3日前に、ほぼリミットとする順調な調整ぶりを証明。20戦19勝(16KO)1分けと無敗を誇るカニサレスは、どや顔でペットボトルの水を飲み干した。

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