75歳ミル・マスカラス大飛行!藤波、武藤と夢の192歳トリオで快勝、初代虎も来た

勝利した左から藤波辰爾、ミル・マスカラス、武藤敬司組
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 「プロレス・ドラディション」(27日、後楽園ホール)

 75歳の“仮面貴族”ミル・マスカラスが約1年ぶりに日本に飛来。63歳の藤波辰爾、54歳の武藤敬司と夢のトリオを結成してザ・グレート・カブキ、新崎人生、KAZMA SAKAMOTO組を迎え撃ち、自らダイビングボディーアタックでSAKAMOTOを仕留めた。

 マスカラスと藤波の合体は79年8月26日に行われた「夢のオールスター戦」で故ジャンボ鶴田さんと夢のトリオを結成して以来。今回は鶴田さんに代わって千両役者の武藤が加入し、相手トリオには当時の相手1人だったカブキが名を連ねた。

 マスカラスはSAKAMOTOを手四つでねじ伏せると、タックル合戦で圧倒し、さらには多彩なメキシカンストレッチも繰り出すなど、年齢を感じさせない動きを披露する。「夢のオールスター戦」では3人のドロップキック編隊飛行が話題となったが、今回はマスカラスと藤波のコブラツイストに武藤の4の字固めを加えた固め技の共演で観衆を沸かせた。

 最後は藤波がSAKAMOTOをドラゴンスクリューで倒すと、武藤がすかさずシャイニングウィザードを発射。仕上げはマスカラスが75歳とは思えない飛距離のダイビングボディーアタックで圧殺した。

 そして、試合後は初代タイガーマスクがサブライズ登場し、マスカラスに花束を贈呈。日本とメキシコのアイドル2ショットが実現した。初代タイガーマスクは「マスカラスさん、セニョールがいてくれたおかげでボクがありました。ボクたちの世代はすべてマスカラスさんで作られたようなものです。ありがとうございました」と感謝。マスカラスもスペイン語で「52年間リングに上がってきたけど、今日はみんなありがとう」と応えた。

 インタビューでもマスカラスは「すばらしいパートナーとすばらしい試合ができた。自分がやることはいつも一緒なのだが、ファンが喜んでくれることが一番大切だ」と充実の表情。藤波は「彼が一番元気だったね」と、衰え知らずの仮面貴族をねぎらった。

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