尚弥“タイガーカラー”で「ファンの度肝抜く」ベルトが会見直前に届き苦笑いも

 「ボクシング・WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(9日、カーソン)

 6度目の防衛戦に臨む井上尚弥(24)が7日(日本時間8日)、ロサンゼルス近郊のホテルで行われた公式記者会見に出席。「ファンのド肝を抜くような試合をアメリカでしたい」と力強く、米国での衝撃デビューを誓った。また今回は黄色を基調としたトランクスを着用することを明かし、モンスターが“タイガーカラー”で決戦の舞台に立つ。

 まばゆい光を放つチャンピオンベルトを肩から掛けた井上が、ひな壇の中央に立った。挑戦者ニエベスとにらみ合い。5秒、10秒、20秒…。互いの気迫がぶつかり合った。

 「調子は良さそう。気合も感じましたので、気を抜けないですよね。いい目つきしてましたしね」

 相手を見下す言葉は一切ない。米国初上陸のモンスターが、王者の風格を漂わせた。

 3日にロサンゼルスに到着した井上だが、日本を出発した後にチャンピオンベルトを忘れていたことが判明。手元に届いたのは会見の直前だった。「ベルトがあるからチャンピオンというわけじゃない。ベルトはおまけみたいなもの。そういう意識があるんで、ついつい忘れちゃうんですよ」と苦笑しつつ、持論を熱弁した。

 この日、井上がかぶっていた「TEAM INOUE」の文字が入ったオリジナルの帽子。つばの部分は鮮やかな黄色で「今回のカラーです」と井上。関係者によるとトランクスの色に合わせているという。赤のイメージが強いモンスターが、“タイガーカラー”で米国デビューの舞台に立つ。

 会見では「人生を懸ける。ファンのド肝を抜くような試合をしたい」と言い切った。決戦まで2日。気合は高まってきた。

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