山中に続き久保も…“島津アリーナの悲劇”再び

 「ボクシング・WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(3日、島津アリーナ京都)

 王者・久保隼(27)=真正=が9回1分21秒TKOで、同級2位のダニエル・ローマン(27)=米国=に敗れ、4月に獲得した王座の初防衛に失敗した。久保はプロ13戦目で初黒星を喫した。

 島津アリーナ京都が再び悲鳴に包まれた。7回に挑戦者のこん身の右2発を食らってダウンした久保は、懸命の反撃も通じず、8回に再び右で倒され、9回に試合を止められた。出身地・京都での凱旋防衛戦に集まった4500人の観衆は悪夢の結末に静まりかえった。

 同会場では、8月15日に久保と同じ南京都高出身の山中慎介(帝拳)がWBC世界バンタム級王座の13度目の防衛戦に臨んだ。勝てば世界王座連続防衛の日本タイ記録となる一戦だったが、同級1位のルイス・ネリ(メキシコ)の連打に巻き込まれ、4回TKOで陥落。その後、ネリからから禁止薬物の陽性反応が出たことで王座の行方は不透明となっているが、ファンの受けたショックは大きい。そして久保のTKO陥落。京都にルーツを持つボクサーにとってこの夏、島津アリーナが“鬼門”となってしまった。

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