井上岳志が初防衛 8回TKO「連打を出せたのが勝因」
「ボクシング・日本スーパーウエルター級タイトルマッチ」(10日、後楽園ホール)
王者・井上岳志(ワールドスポーツ)が指名挑戦者で同級1位の長浜陸(白井・具志堅スポーツ)を8回1分52秒TKOで下し、初防衛に成功した。
1回から積極的に上下を集める王者は手数で圧倒。ワンツー、アッパー、フックとたたき込むが、タフな挑戦者は顔色を変えない。それでもポイントは圧倒的に積み上げた。
中盤以降も流れは変わらず、井上の攻勢が止まらない。8回、長浜をロープに詰めて連打を重ねたところでレフェリーが試合を止めた。
井上は「(長浜は)強い相手と聞いていたけど想像以上にパワーがあってタフでした。(8回は)スタミナを振り絞ろうと連打を出せたのが勝因だと思う」と振り返った。今後については防衛はもちろん「機会があれば東洋やWBOアジアパシフィックも狙いたい」と話した。