大仁田が米国初の電流爆破戦実現!超満員札止め2000人熱狂

 長年の夢がついに叶った。大仁田厚が6日(現地時間5日)、米国のプロレス団体CZWの大会で米国初の電流爆破マッチを行った。

 約2000人という超満員の観衆で一時消防により入場制限がかかり開始が遅れたニュージャージー州の会場、フライヤースケートゾーンは、異様な熱狂に包まれていた。「オーニタ!オーニタ!」と総立ちの観客は、大仁田の入場に興奮は頂点に達していた。

 ノーロープ有刺鉄線電流爆破バットマッチ形式で行われた大仁田厚とマット・トレモントのシングルマッチは、開始早々、大仁田がトレモントを捕え有刺鉄線に額を押し付ける。パイプ椅子攻撃に有刺鉄線バットと攻撃の手を緩めず大仁田優位に進んだ試合だったが、大仁田がトレモントに爆破バットを喰らわされたことで形成が逆転する。

 しかし、すかさず雷神矢口と保坂秀樹が乱入して、大仁田を助けるとその後は乱闘になり、最終的にトレモントが6人タッグを認めたことで、CZWのリッキー・シェーン・ペイジとダニーハボックが加わり、試合中に急きょ試合形式が変更。大仁田とトレモントの闘志むき出しとなった試合だったが、大仁田が放った3発目の爆破バットが決め手となり、最後はCZW軍を雷神矢口が有刺鉄線ボード上へのサンダーストラックで沈めた。

 試合後大仁田はトレモントに「日本に来い!もっとすごい電流爆破を体験させてやる!」と呼びかけた。大仁田は「アメリカの皆さん、本当にありがとう、ありがとう!私たちは同じく人間だ」と語るなど英語で大仁田劇場を展開。リング上から聖水を撒くパフォーマンスも飛び出し、観客は大仁田のカリスマ性に酔いしれた。

 かねてから大仁田と戦うことと、日本でプロレスをすることを夢として掲げてきたトレモントにとっては、2つ目の夢に大きく前進したことになった。大仁田厚の夢、9歳の頃から大仁田に憧れて育ったトレモントの夢、2つの夢が交差したハードコア対決は、舞台を日本に移して決着をつけることになりそうだ。

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