田口、バレラの挑発にうんざり「意味ない」 戦いは正々堂々リングの上で

 「ボクシング・WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ」(23日、大田区総合体育館)

 ダブル世界戦の調印式と前日計量が22日、都内で行われた。計量はIBF世界ミニマム級王者のホセ・アルグメド(28)=メキシコ=が500グラムアンダーの47・1キロで、京口紘人(23)=ワタナベ=はリミットの47・6キロ、WBA世界ライトフライ級王者の田口良一(30)=ワタナベ=と挑戦者のロベルト・バレラ(24)=コロンビア=はともにリミットの48・9キロで、4選手とも一回でクリアした。

 田口がバレラのしつこい挑発にいらだちを見せた。ツーショットではベルトを奪おうとしたり、にらまれたりでうんざり。フェースオフでは負けじと珍しく30秒近くにらみ合ったが、「計量でのにらみ合いに意味はない。リングの上でやるべき」と吐き捨てた。計量後の食事は「前に食べ過ぎて動けなくなったことがあるので腹七分目くらいを、ゆっくりと食べます」と会場を後にした。

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