オカダ G1初戦は矢野との同門対決制す「ケニー戦よりきつかった」

 「プロレス・新日本」(20日、後楽園ホール)

 真夏のシングルリーグ戦「G1クライマックス」Bブロックの公式戦が行われ、IWGPヘビー級王者のオカダ・カズチカが矢野通との“ケイオス対決”を制して白星発進を決めた。

 “くせ者”矢野のずる賢いインサイドワークにほんろうされただけでなく、判官びいきのブーイングも受け、なかなか主導権を握れなかったオカダ。セコンドの邪道、外道も加わっての急所打ち合戦にもん絶し、矢野の巧みな丸め込み連発にヒヤリとさせられる場面もあったが、最後はレッドインクで締め上げてギブアップを奪った。

 試合後は「急所の雨が降りましたね。きつい戦いでした。もしかしたらドミニオン(6月11日の大阪城ホール大会)のケニー・オメガ戦よりきつかったかも知れないな」と、冗談交じりに矢野の健闘をたたえたオカダ。「ただ、矢野さん、ありがとう。オレを勢いづかせてくれて。次は誰だ?誰でもいい。しっかり、倒してやるからな」と、次戦への手応えも感じていた。

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