“最強タッグ”誕生だ。女子プロレス団体スターダムに所属する紫雷イオ（２６）が２４日、都内で会見を開き、３月９日に東京・後楽園ホールで開催する自身のデビュー１０周年記念大会でセンダイガールズの里村明衣子（３７）と初のタッグを結成すると発表。メインイベントで岩谷麻優（２４）＝スターダム＝、橋本千紘（２４）＝センダイガールズ＝と対戦する。

　女子プロ界のエースとも言える“天空の逸女”イオが、“女子プロ界の横綱”との異名を取る里村にラブコールを送って実現した夢のタッグ。その経緯を、イオは「里村選手とは幾度となく戦い、成長させていただいた、最大の敵、最大のライバルだと思っています。戦いをしていくうちに里村選手とタッグを組んでみたいという思いがずっとありまして、今回１０周年記念大会をするとなったときに、このタイミングしかないなと。この大義名分がない限り、里村選手とは戦うことしかやっていけないと思ったので、お願いしました」と説明した。

　対戦相手については、「橋本選手の新人離れした活躍は私の耳にも届いているので、今回、対戦したいなと思いました。岩谷麻優はスターダムで私と日々戦っていますけど、テクニックをすべてぶつけられるかけがえのないライバルと思っている」と評価。「今までやってきたプロレスのすべてをぶつけられる最高のメンバーだと、自信を持ってメインイベントでやります」と意気込みを示した。

　一方の里村も「今最も輝く女と言われている紫雷イオと里村明衣子、この２人にかなうレスラーがいるんだったら、堂々と立ちはだかっていただきたいと思っています」と自信のコメント。イオとのタッグに「隣にいるだけでソワソワすると言うか、ドキドキする。気持ちをかき立ててくれるレスラーはそんなにいない。時代を変えてくれたレスラーだと思っている」と胸を躍らせた。

　また王者クリス・ウルフに花月とＨＺＫが挑戦するハイスピード選手権３ＷＡＹマッチと、紫雷イオが「スーパーアイドル」と評する謎の女覆面戦士ミッドナイト・エンジェルが男子の鈴木みのると組んで、男子のＫＡＩと組むもう１人の謎の女覆面戦士ブラック・ミッドナイト・エンジェル（仮）と対戦することも発表された。