井上尚、河野ともに絶好調アピール

河野公平(左)の横で予備検診を受ける井上尚弥=後楽園ホール(撮影・西岡正)
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 「ボクシング・WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(30日、有明コロシアム)

 予備検診が27日、都内で行われ、4度目の防衛戦に臨む井上尚弥(大橋)、元WBA同級王者の河野公平(ワタナベ)とも異常なしだった。

 身長164・0センチの井上に対し、河野は166・6センチ。リーチはともに172・0センチで、体格的にはほぼ互角。ともにコンディションの良さを強調した。

 井上は「普段から節制して、57、8キロに抑えていたので今回は最後まで動き切れました。前回はだるさが残ってしまった。今回は断然違います」と、減量に苦しまず仕上げたことに自信をみなぎらせた。9月のペッチバンボーン・ゴーキャットジム(タイ)戦では試合前に腰を痛めるアクシデントもあったが、今回は順調そのもの。表情には余裕すら浮かんでいた。

 一方の河野も負けていない。仕上がりは順調で「今までの試合に比べるとずっといい。オーバーワークにならないよう、追い込み過ぎないよう考えてやってきた。体重もあと1キロちょっと落とすだけ」と臨戦態勢。「いろいろと考えています。あっと言わせるような試合をしたい」と、怪物退治を狙っている。

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