細野出場の挑戦者決定戦計量に王者現れる フェザー級、リー・セルビー

挑戦者決定戦を視察に来た王者セルビー(中)。左が細野、右はバロス
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 「IBF世界フェザー級王座挑戦者決定戦12回戦」(3日、後楽園ホール)

 前日計量が2日、都内の日本ボクシングコミッションで行われ、同級4位の細野悟(32)=大橋、同級3位のジョナタン・バロス(32)=アルゼンチン=ともにリミットの57・1キロで一発パスした。

 計量会場にはIBFの試合役員の他、王者のリー・セルビー(29)=英国=が姿を見せるなど世界戦さながらの様相。セルビーは「次の挑戦者を実際に見たいのでやって来た。どちらもいい選手なので、どっちが勝っても僕にはタフな試合になる。両者の長所や弱点を見極めたい」と話し、両選手とスリーショットに収まった。決定戦はリングサイドで視察する。

 細野は「すごくいい調整ができた。(相手は)想像していた通りの身長だった。攻め倒せるように楽しんでやります」と“バズーカ”さく裂を狙う。13年4月、インドネシアでWBA世界フェザー級スーパー王者クリス・ジョン(インドネシア)に敗れて以来、4度目の世界挑戦をかけた闘いに「何が何でも、死にものぐるいでやる」と必勝を誓った。

 セルビーについては「あんなに背が高いとは思わなかった。闘いたいですね」と闘志を燃やした。

 サッカー、アルゼンチン代表ユニホーム姿で会場入りしたバロスは「細野は自分と似ているタイプ。接近戦で打って来るボディーに気をつけたい。テクニックを披露したい」と話していた。

 細野は32勝(21KO)2敗1分。バロスは40勝(22KO)4敗1分。

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