大橋会長明言!井上とともにロマゴン戦視察「戦う交渉に入りたい」

5回、ペッチバンボーン・ゴーキャットジム(左)の顔面に右フックを放つ井上尚弥=神奈川県座間市のスカイアリーナ座間
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 「ボクシング・WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(4日、スカイアリーナ座間)

 地元・座間でのがい旋試合に臨んだ王者・井上尚弥(23)=大橋=が10回3分3秒KOで、同級1位の挑戦者ペッチバンボーン・ゴーキャットジム(31)=タイ=を下し、2014年12月に獲得した王座の3度目の防衛に成功した。

 勝利を決めたリング上で、大橋ジム・大橋秀行会長が“頂上決戦”に向かうことを明言した。

 粘る挑戦者に手を焼き10回まで試合を長引かせたことで、反省の弁ばかりだった井上に続いてマイクを向けられた大橋会長は「尚弥も本調子ではなく、課題も見えた試合」と振り返った。その上で、今後の展望について「9月10日にローマン・ゴンサレスがロサンゼルスで試合を行うので尚弥も一緒に視察に行ってきます。そこで戦う交渉に入りたい。みなさん応援よろしくお願いします」と宣言した。

 これまで3階級を制し、45戦全勝(38KO)のWBC世界フライ級王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)は、10日(日本時間11日)に米国ロサンゼルス近郊イングルウッドで、1階級上げてWBC世界スーパーフライ級王者カルロス・クアドラス(帝拳/メキシコ)に挑む。“軽量級最強の怪物”ロマゴンと“日本の怪物”井上の激突が待たれる。

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