JBCが緊急理事会 健康管理見舞金問題で

 日本ボクシングコミッション(JBC)は23日、都内で臨時理事会を開催し、日本ボクシング協会(協会)から指摘されている健康管理見舞金(健保金)の使途についてなどを協議した。出席した理事は9人中6人だった。

 健康管理見舞金使途についての調査委員会設置、浦谷信彰統括本部長の職務停止、最高裁で不当解雇の判決が確定した安河内剛前事務局長の事務業務執行理事としての復帰など6つの議案が提出されたが、すべて多数決により否決された。

 終了後、JBCは会見を行い「関係資料はすべて開示している。健保金問題については協会と協議もしており、JBCとしては解決済みと考えています」とし、係争中に統括本部長職が新設され、事実上解雇された当時の職に復帰できない安河内氏については「事務局長として速やかに復帰するよう申し入れている」と説明した。

 健康管理見舞金問題については「ボクサーの権利を守る会」(松尾敏郎・緑ジム会長)が10日にも浦谷統括本部長らを刑事告発すると声明。今回、緊急理事会の開催決定を受けて「各理事が良識を持ってこの議案に臨んでいただくことを注視させていただく」と、告発を延期していた。理事会の結論に松尾会長は「残念ですね」と話した。

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