王者田中恒、いとこの横井ゆは菜に刺激

 「ボクシング・WBO世界ミニマム級タイトルマッチ」(31日、愛知県体育館)

 予備検診が28日、名古屋市内であった。挑戦者で同級4位のビック・サルダール(25)=フィリピン=が159・2センチの身長を大きく上回る170・6センチのリーチを持つことが判明。それでも、王者の田中恒成(20)=畑中=は数値を気にすることなく初防衛戦だけを見据えた。

 「170センチぐらいは結構いるんじゃない?会ったけど、ほぼ見ていない。全然何も感じなかった。会うとモチベーションは高まりますけどね」。サルダールのリーチは田中より8・1センチも長かった。ただ、そんな数字は関係ない。胸の内は2日後に迫った大一番へ闘志をかき立てた。

 刺激になることもあった。前日にいとこで女子フィギュアスケートのジュニアで活躍する横井ゆは菜が全日本選手権で11位に。テレビで見た田中は「オレも頑張らなきゃあかんでしょう」と気合を入れた。この日は試合で履く新しいシューズを試した。子供のころから好きなラッキーカラーの緑色をベースに、金色のラインが入ったデザイン。初防衛戦に向け身も心も準備は整っている。

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