五十嵐また判定勝ち 2階級制覇へ課題

 「ボクシング10回戦」(7日、後楽園ホール)

 元WBC世界フライ級王者で、WBAスーパーフライ級6位、WBC同7位の五十嵐俊幸(31)=帝拳=が、元メキシコ王者のエフライン・ペレス(メキシコ)に3-0の負傷判定勝ち。2階級制覇に向け歩を進めた。

 左ストレートのカウンターを何度も決めたが、相手はタフだった。逆に左右のボディーを集められるなど苦しい場面も。6回にパンチで右目上をカットされ、9回に偶然のバッティングで同じ箇所から流血。10回途中、試合続行不能となった。

 2戦連続の負傷判定勝ち。「いいカウンターでグラつかせるけど倒れない、倒せない。課題の一つです」と振り返った。リングサイドに山中慎介、三浦隆司をはじめジムの仲間が見守る中、昨年9月以来の再起3戦目をクリアし、再び頂点を目指す。

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