武藤W-1王座奪取!30周年飾った

 「WRESTLE-1」(1日、両国国技館)

 武藤敬司(51)が河野真幸(34)を下してWRESTLE-1(W-1)王座を奪取し、30周年大会を締めた。シャイニング・ウィザード、ムーンサルトでも決まらなかったが、死にもの狂いの足4の字固めで勝利をもぎ取った。「本来は励まさなきゃいけないのにパワーをもらった」と大声援に感謝した。

 プロレスは「ゴールのないマラソン」と例えるが、一度はゴールを考えた。全日本在籍時の昨春、両ひざに人工関節を入れることを決意。6月に手術予定だった。しかし、オーナーとの考え方の相違で退団。新団体で前線に立つ構えで手術はやめ、昨年9月にW-1を旗揚げした。

 意地を見せた51歳は「オレがベルトを巻いてる現状でいいのか」とこぼす一方で、「もう少しプロレスの神様が一線でやってみろと言ってるのかも」と笑った。30年培ったプライドでの戴冠。「もう少し“搾りかす”が出そう」という武藤がW-1をけん引する。

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