「新日本」（１日、後楽園ホール）

　中邑真輔が石井智宏とのシングル初対決を制し、Ａブロック単独首位となる５勝目をマークした。同じユニット・ＣＨＡＯＳ（ケイオス）の盟友として、絶大な信頼を寄せる男と遠慮なくやり合った。強烈なラリアートで追い込まれたが、ボマイェを突き刺して勝利。大歓声の中、たたえ合って抱擁した。

　会心の白星で後半戦のスタートを切った中邑は「言葉じゃ足りない。何年だ？石井と組んで。インスピレーションを与え合ってきた。オレの中で、きょうの試合が今年のＧ１におけるキー。かみしめたのか、乗り切ったのか」と、感慨深そうにコメントした。次戦は３日・大阪の棚橋弘至戦。宿敵をたたきのめせば、１１年以来の優勝にグッと近づく。