井上兄弟、ノックアウト競演か

弟の拓真(右)が映る鏡で時自分のフォームをチェックする井上尚弥=大橋ジム(撮影・園田高夫)
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 12月6日に東京・両国国技館で、ヘルソン・マンシオ(フィリピン)と東洋太平洋ライトフライ級王座を争う井上尚弥(大橋)と、同日にプロデビュー戦を行う弟の拓真(同)が28日、横浜市内で練習を公開した。

 8月に田口良一(ワタナベ)に判定勝ちしてつかんだ日本タイトルを返上して、井上尚が早くも世界路線に乗り出す。プロ5戦目はさらにステップアップして東洋太平洋のベルトがターゲット。「いい勝ち方をして、世界に行けると言ってもらえるようにしたい」と、6戦目の世界王座ゲットを視野に入れている。同門のWBC世界フライ級王者の八重樫東、日本フライ級王者粉川拓也(宮田)らと100ラウンド近いスパーリングを消化して仕上がりは万全。この日もジムメイトの前日本ミニマム級王者原隆二と3ラウンドのスパー。得意の左パンチを中心にキレのある動きを披露した。

 所属ジムの大橋秀行会長は世界挑戦について、「記録を狙うとかではなく、必然的にそうなると思う。結果として日本最速の記録を抜くことになる」と、井岡一翔の7戦目を更新する6戦目での世界王者誕生プランを描く。「ただ勝つだけでは駄目。いい内容で勝って世界へ行けるという自信をつけたい」と井上尚。進化を続ける怪物の戦いに注目だ。

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