天龍、プロデビュー記念日Vに「満足」

 「天龍プロジェクト」(13日、新宿FACE)

 格闘生活50周年の天龍源一郎(63)が、76年に米テキサス州へレフォードでのテッド・デビアス戦でプロレスデビューした記念日を勝利で飾った。元付け人の小川良成、石井智宏と組み、高山善廣&鈴木みのる&斎藤彰俊と対戦。序盤に脳しんとうを起こし、終盤には攻め込みながら力尽きて倒れた。石井の張り手の“カツ”で蘇生すると、石井にグーパンチを返し、斎藤をラリアートで葬った。

 天龍は「大丈夫かな?60いくつで脳しんとうを起こして」と苦笑しつつ、愛弟子のフォローに感謝した。37年前は10分ドローの試合後、車で移動したテキサス州アマリロの満天の星空だけを覚えている。不安だらけで始まったレスラー人生。63歳でも大コールを浴びた天龍は「きょうは満足の行く一日」と笑った。

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