「全日本」（２５日、大田区総合体育館）

　全日本・白石伸生社長（４０）がエキシビション戦に出場し、蝶野正洋（４９）のＳＴＦにギブアップ負けした。本家に仕掛けたＳＴＦを簡単に外され、逆に捕まった。団体分裂を招いた言動の“清算マッチ”に臨んだ白石氏は、「キン肉マン」の超人風のコスチュームで登場。意外な声援を背にキックで立ち向かったが、途中でよろける場面も。ジョー・ドーリング（３１）へのフライングボディーアタックはキャッチされ、背骨折りを食らった。

　フラフラの白石氏は試合後、「プロレスの痛み、大変さは十分理解できた。リングに上がるのは最初で最後」とあいさつ。バックステージでも「これからは裏方に回る。３年後に業界トップに立つ」と改めて宣言した。