「ＷＢＣ世界フライ級タイトルマッチ」（８日、両国国技館）

　ＷＢＣ世界フライ級王者・五十嵐俊幸、同バンタム級王者・山中慎介、同Ｓフェザー級１３位・三浦隆司の帝拳ジム所属３選手が３日、同ジムでトリプル世界戦へ向けた最後のスパーリングを行い、五十嵐は親交のあるミュージシャンでタレントのデーモン閣下から特製のチャンピオンベルトケースを贈られた。

　楽器のジュラルミンケースを土台にしたオーダーメードで、内側には閣下が所属し、９９年に解散したロックバンドの聖飢魔２の元構成員のサインが書かれている超レア物。ＷＢＣのベルトにはケースがなく、五十嵐が普通のカバンに入れているのを見た閣下が作ることを思いついたという。

　五十嵐は「作ってもらったのにベルトを失ったら意味がない。何回も防衛して使う回数が増えるように頑張りたい。手を加えずに、もらったままの形で使い続けたい」と感激しきり。閣下は「王座を奪取した試合も初防衛戦も判定で何とか勝った感じだったので今回はスカッと勝ってほしい」とエールを送った。

　相撲通としても知られる閣下になじみのある両国国技館が会場だが、来場するかは調整中だという。