一翔、胸囲が2センチアップ!!

 「WBA世界Lフライ級王座決定戦」(31日、ボディメーカーコロシアム)

 ボクシングのダブル世界戦の予備検診が28日、大阪市内の病院で行われた。WBA世界ライトフライ級2位の井岡一翔(井岡)は、八重樫東(大橋)を倒し、日本人初の2団体世界統一王者に輝いた6月と比べて胸囲が2センチアップしたことが判明。さらに磨きをかけた鋼の体で、日本人最速となる11戦目での2階級制覇を成し遂げる。

 数字に表れた努力の成果を確認し、自信に満ちた表情で言い切った。「一番実感できるのは試合だと思う。パワーアップした姿をお見せできることを確信しています」。毎日のようにミットを構え、一翔のパンチを受け続けてきた父でトレーナーの一法氏も「パンチ力とかキレを感じる」と成長を感じていた。

 一法氏の方針で、器具を使った上半身の筋トレは基本的にしない。一方で、15ラウンドのスパーリングを40秒のインターバルで行うなど、実戦中心のハードメニューをこなしてきた。階級が上がったことも、筋力アップの余地を生み出した。

 勝利を確信しているのか、同級5位のホセ・ロドリゲス(メキシコ)と対面しても「印象は特にないです」と余裕のコメント。一回り大きくなった胸囲が、相手の脅威になる。

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