猪木会長がパキスタン英雄の墓参り

 「IGF」(2日、パキスタン)

 アントニオ猪木会長(69)が1日、パキスタン東部ラホールを訪れ、1976年に死闘を繰り広げた同国の国民的英雄のプロレスラーだった故アクラム・ペールワン氏の一族の墓参りをした。猪木はパキスタン南部カラチで規則なしの壮絶な試合をして勝利。以来、同国で最も有名な日本人ともいわれている。

 87年に死去したペールワン氏は敗戦によって人気を失いパキスタンでプロレス業界が衰退するきっかけになった。猪木は同氏にかみつかれた時にできた手の傷をさすりながら「互いのプライドを懸けたすさまじい戦いだった」と振り返った。猪木は2日にラホール、5日に同国北西部ペシャワルで試合を開催する予定。

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