建築現場デスマッチで小林がV6防衛!
「大日本」(29日、後楽園ホール)
デスマッチヘビー級選手権試合は王者アブドーラ・小林が宮本裕向の挑戦を退け同王座タイ記録となる6度目の防衛に成功した。
リング横に高さ約5メートルの足場が組まれた宮本考案の建築現場デスマッチで、両雄は序盤から足場の最上段に。小林が宮本を突き落とせば、宮本は落下してくる小林をかわして小林は左足に大ダメージを負う。
最後は小林が足場の最上段から宮本をボディースラムでリングに投げ落とし、決死のダイビングバカチンガーエルボードロップで追撃して3カウント。「怖かった…!」と、率直に振り返り「(上から)落ちるなら体重が重い俺の方が強い!」と、勝因を分析した。
過去、伊東竜二が2度記録したV6防衛を達成した小林は、伊東を呼び出すと新記録がかかる12・9横浜文化体育館大会での「第1回選択希望選手」(挑戦者)にドラフト指名。伊東も「かつて6回防衛して、2回ともお前に取られている。止めるのは俺しかいないだろう!」と受諾した。
小林はV7でプロレス大賞MVPを獲得すると宣言。さらに防衛記録を「13」まで延ばすことで「国民栄誉賞を狙ってやるぞ!」と、壮大な野望をブチ上げていた。
