大相撲九州場所は8日に福岡国際センターで幕を開ける。1年納めの土俵で注目される3力士に焦点を当てた。

すり足で体を慣らす大の里=2日、福岡市の佐渡ケ嶽部屋宿舎
すり足で体を慣らす大の里=2日、福岡市の佐渡ケ嶽部屋宿舎

 力士にとって白星は何よりも良薬とされる。先場所で1年ぶりの復活優勝を遂げた横綱大の里の表情は明るく、自信が回復したように映る。2場所連続制覇に向け「勝つ感覚が戻ってきた。でも油断は禁物。こういう時に限って痛い目を見ている」との慎重さは、好調の裏返しとも言える。

 福岡入り後で最初の稽古に臨んだ10月27日、てっぽう柱を打つ横綱の背中を見ながら、師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)はつぶやいた。「いい仕上がりだ」。胸板や太ももに厚みがあり、10月の秋巡業で基礎運動を続けた成果が表れた。