チアリーディングのジャパンカップ日本選手権のディビジョン1高校部門は、上位校が記憶に残る素晴らしい演技を繰り広げた。2019年以来の優勝を目指した梅花高RAIDERSは248.0(300点満点)だった準決勝から21点も得点を伸ばし決勝は269.0点。3位に終わったものの、1月の全日本高校選手権では日本一を狙える可能性を示した大会だった。【監修・日本チアリーディング協会】
高校選手権で狙う優勝
芽生えた覚悟と勇気!
正直なところ、こんなに成長するとは思ってもいなかった。
今年の梅花は1、2年生が中心のチーム。
ジャパンカップの前に通しの演技を見させてもらった時も、まだところどころでミスがあった。
トップが3回転して3層に乗るトリプルは複数チャレンジするはずだったが、直前になって1本に減らしたことも聞いていた。
冒険よりも、来年につなげるために、選手に自信をつけさせたかったのかも知れない。
準決勝はトップが落下するミスがあったものの、梅花らしいワクワクする演技を見せた。
248.0は高校部門全体の3番目で、トップの箕面自由学園(266.0)とは18点もの大きな差があった。
やはり、優勝は難しいだろう。
ただ、彼女たちの可能性は想像を超えていた。
翌日の大会最終日(8月30日)に行われたディビジョン1決勝。
RAIDERSに失うものなど、何もなかった。
コーチの言葉は、覚悟と勇気になった。
来年じゃない!
「今」なんだ!
そんな思いが込められた演技だった。
素晴らしいノーミスの演技。
一夜にして、RAIDERSは生まれ変わった。
決勝は269.0。
優勝には届かなかった。
だが、日本一を本気で狙える確かな感触をつかんだ。
来年1月には全日本高校選手権を控える。
ジャパンカップから1ヶ月が過ぎ、選手たちに「今」にかける思いを聞いた。



