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金本監督×西山秀二氏(1)今年は勝負できる

 今季にかける意気込みを語った金本監督(右)と本紙評論家の西山氏(撮影・北村雅宏)
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 就任3年目を迎えた金本知憲監督(49)を、広島時代の盟友でデイリースポーツ評論家の西山秀二氏(50)が直撃した。充実の一途をたどる戦力に、金本イズムの浸透も見られ、過去にない順調なキャンプを送っている。ファンも現場も狙うは優勝。その現実味が増す阪神の“今”を、金本監督、西山氏が腹を割って語り合った。

  ◇  ◇

 西山秀二氏(以下西山)「今年もよろしくお願いします。早速だけど、キャンプも半分近くになって、大きな故障者もないし、順調じゃないですか?」

 金本監督(以下金本)「選手がオフにしっかりやってきているから。順調だと思いますよ。『2月1日には万全で来い』という形で3年目ですからね」

 西山「一昔前とは違うねえ」

 金本「オフに体を動かしてたら、先輩から『何やってんだ』って言われてましたよね。でも今は時代も違うし、阪神は(若手の)競争もある。同時にレギュラーもちゃんとやってますから」

 西山「去年を振り返りたいんだけど、野手の誤算は外国人かな?右の4番を据えたい中で、外国人選手でそれをできなかった」

 金本「本来は、自前の大砲で4番を作りたいんですけどね」

 西山「そういう意味では大山をドラフト1位で獲得して、4番の抜てきもあったし、結果を出したよね」

 金本「打てる右が欲しかったところですから。小野も2位でいけるという情報の中で、大山を取れたのはよかったですね」

 西山「いくつかの誤算もあったけど、そうした楽しみもできたのが去年だった。さらに今年はロサリオも期待できそうだし、勝負をかけたいですよね。広島には(金本監督就任)1年目はこてんぱん(7勝18敗)にやられて、去年は勝負できるかな、というところ(10勝14敗1分け)まで来た」

 金本「今年もあそこに勝たないと、優勝は見えてこないと思います」

 西山「広島を倒して優勝という意味では、ロサリオが大きな力になりそうですね」

ロサリオ頭いい

 金本「頭がいい。タイプとしては、来た球を打つという選手だったらしいけど、韓国に行って、配球で攻められてから対応を覚えたようです」

 西山「韓国の野球関係者に聞くと、最初は全然打てなかったけど、分からないことを聞いて、練習してすごく打つようになった。『日本でも活躍は間違いない』という意見があった」

 金本「バッティング頭脳を持っていて、駆け引きもできる。よく振れますしね。外国人選手も実は速い真っすぐを打てずに、それを気にしすぎてワンバウンドの変化球を振るという悪循環に陥るんです。ロサリオは振れるから、そうなりづらいんじゃないかと思います」

 西山「4番がしっかりすれば、周囲のバッターも楽」

 金本「前後を打つ糸井、福留、大山あたりも相手バッテリーが気を使うと、その集中に費やすエネルギーは相当になりますからね」

 西山「(優勝を意識して)勝負する形になったね」

 金本「去年までは『隙あらば』という戦いでしたけど、今年は『勝負できる』という実感がありますよ」(以下、2に続く)

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