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お一人様は「寂しい」ではなく「格好いい」と思える時代

 昔、バブルの頃、東京のおしゃれな焼肉屋さんに連れて行ってもらったら、その当時売れっ子のトレンディ俳優さんが1人で建築の本を読みながらお食事をしておられました。その姿、なんておしゃれで格好いいんだろう!と感嘆しました。

 ここ最近、飲食店が閉店しているのをよく見かけます。公的補助があっても、地下街などはテナント料などランニングコストが高い。大人数が望めないいま、1人で食事する人を取り込むことも重要ではないでしょうか。

 「Go To Eat」では、政府は原則4人以下の飲食を要請しています。ただ2人でも3人でもやっぱり喋ってしまうし、騒ぐこともあるかもしれない。その点1人だと騒ぐこともない。ダウンタウンの松本人志君や2ちゃんねるの創設者ひろゆき氏も「お一人様ならしゃべらないから大丈夫。でもちゃんとレストランなりにお金を落としていくわけやから」と提案しています。吉野家やCoCo壱番屋などの元々“お一人様”を念頭においているお店以外にも、もっとお一人様歓迎のお店ができたらいいと思うのです。

 例えば「お一人様割引」を導入するというのはどうでしょう。1人客は20%オフとか、次回来た時はポイントが使えるとか。ただこれを国や都道府県がやろうとすると、大掛かりでスピードが遅くなる。だから小回りの利く各店舗単位で取り組んでもよいのではないでしょうか。それらのお店を網羅したサイトがあれば、さらに利用しやすくなる。

 “お一人様”って寂しいと思われがちですが、私は逆に小回りが利いて自由に何でもできると思います。食事中も、いまはスマホがあるから寂しくはないし、私自身割と何でも1人で平気!ラーメンや定食はもちろん、焼肉もしゃぶしゃぶも1人で大丈夫です。「Go To」関連はもっと“お一人様”に注目すべき。例えばステキなレストランでどなたかと行く為に、下見を兼ねた“お一人様”もありなのでは。

 先日、おでん屋さんで、1人で来たキャリアウーマンに出会いました。彼女はカウンターでチョイ飲みセットを頼んで、持ってきたパソコンを広げて何かをしながらビールをクイっと飲んで、おでんを幾つかつまみ、颯爽と帰って行きました。それがまたムチャクチャ素敵でした。お一人様は「寂しい」ではなく「格好いい」と思える時代。これからは“お一人様”が経済を回す一役を買ってもらいたいものです。

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