京産大3位!全国大学ラグビー選手権出場 伊藤監督「選手がやってきたことを信じていた」

 「関西大学ラグビー、京産大28-21関学大」(29日、京都市宝が池球技場)

 順位決定戦2試合を行い、2015年W杯日本代表で20年就任した伊藤鐘史監督(39)率いる京産大(偶数リーグ2位)は、関学大(奇数リーグ2位)に28-21で勝って3位となり、3位までに与えられる全国大学選手権への出場を決めた。天理大(奇数リーグ1位)は同大(偶数リーグ1位)に54-21で快勝し、5年連続12度目の優勝を果たした。同大は2位。

 原点回帰で全国行きの切符をもぎ取った。勝った方が全国大学選手権の出場権を手にする順位決定戦。ここ一番での逆転勝ちに、伊藤監督は「選手は本当に負荷がかかったと思う。ただ、選手がやってきたことを信じていた」と打ち明けた。

 前半11分に先制される嫌な流れも、6分後に追いついた。スクラムとモールを軸に、4トライ中3トライをFWが奪った。持ち味が出た結果に、主将のロック田中は「意地があった。愚直にやり続けて勝利につながった」と胸を張った。

 同大に敗れ優勝が消えた翌22日のミーティングでラグビー部の理念『何事にも学生らしく一生懸命ひたむきに取り組むこと』を再確認。1週間を失いかけた自信を取り戻す時間に費やした。

 8年連続で決めた大学選手権の初戦(12月13日、花園)は関東対抗戦3位(相手未定)と相まみえる。伊藤監督は「もう一つの理念を目指す。選手にはさらなる進化をしてもらう」と豪語。部のもう一つの理念には『いかなる場合もチャンピオンシップを目指す集団であること』が掲げられている。

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