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「トリキの錬金術」に思う…GoToや持続化給付金「貰えるものは貰わな損!」で本当にいいの?

 先日、GoToキャンペーンを使って滋賀県の近江八幡市まで「近江牛&松茸60分食べ放題バスツアー」に行ってきました。元々広めのバスが感染防止のため更に定員減になって、足回りも快適!お腹いっぱい美味しいお食事を頂き、お土産まで付き、さらに地域共通クーポンで名産の鮎の甘露煮などを買って帰りました。コロナ禍で近場への旅行(マイクロツーリズム)が推奨されていますが、本当に大満足で、また行きたいと思っていたのですが。

 この地域共通クーポン、紙とQRコードとがあり「使える店が限られる」などの不満が続出しているとの報道を見ました。確かに、不便はあると思います。でもちょっと考えてください。そもそも皆が少しずつ出し合って経済を回そうという施策。お年寄りなどスマホを使えない人のためには紙のクーポンも絶対に必要ですし、元々は「ゼロ」だったものを貰えている訳ですから、そこ、文句を言う所なのかなあと思う訳です。

 GoToイートも、新たなシステムを構築する時間がなく「食べログ」や「ぐるなび」など既存のサービスシステムを使う今の形になりましたが、飲食店を営む知人は「うちは入ってないし、入ると手数料がいる」と不満顔。「今まで来なかったお客さんが来るかもしれないんだから、良いんじゃない?」と言ってはみましたがここでもやっぱり不満の声。そんな中、焼き鳥チェーン「鳥貴族」で、「席のみ予約し1品だけ注文する」という手口でポイントを荒稼ぎする人が出現。「トリキの錬金術」とか言われるそう。

 実は開始前からこういう手法は懸念されていたのです。でも、私が出演させて頂いているテレビの情報番組でも「手口を広めてしまいかねない」と話題にするのはNGに。別の生放送番組のコメンテーターがつい口を滑らせた際は、直ぐに司会者が制していました。

 ですがその間にも、SNSで手口は一気に拡散。確かにテレビは誰でも無料で見られ、国の許認可事業でもあり自制すべき事柄がある事は理解できます。でも今の時代、テレビが言わなくてもSNSがある。テレビ番組のあり方も一部の批判に忖度するのではなく、変えて行かなければならないように思います。結局、鳥貴族の問題は店側が謝罪文を出し、システムを変えましたが、本来、店側は全く悪くないはずなのですが。

 又、GoToトラベルでも高級旅館やホテルに予約が集中するという不満や批判があります。ただ、先ほども書いた通り全て「元々は無かった“お金”」。なのに「国からのお金は貰わないと損」「得しないと損」という感覚になりすぎてはいませんか。持続化給付金の不正受給も次々明らかになっていますが、たとえ返金しても明白な「詐欺罪」であり、罪は消えない。

 GoToキャンペーンも持続化給付金も、コロナで苦しい人を救済し、経済を回すためのもの。権利ばかり振りかざして、日本の良さでもある「感謝の気持ち」「奥ゆかしさ」が失われているように感じるのは、私だけでしょうか。

コロナで皆、苦しい思いをしています。その痛みを少しでも和らげられたら、と気持ちはそこにあるはずです。演芸の世界も大変でしたが、NGK(なんばグランド花月)を始め全国の吉本の劇場で地域共通クーポンが使えるようになりました。11月1日からは席数制限も緩和されますので今迄以上に楽しめると思います。不平不満ばかり言わず、是非“笑い”に来て下さい。

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