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この閉塞感はいかがなものか、今こそ「ディスカバー・ジャパン」を

 コロナ禍で旅行客が激減しています。政府は「Go Toキャンペーン」を行っていますが、金銭的な補助の前にもっと“気持ち”の後押しをすることが必要ではないでしょうか。正直な所いまは「旅行に行って来た!」と大声で言いにくい雰囲気があります。でもキチンとマスクをして、手洗い・うがいを励行し、ソーシャルディスタンスを保てば、外食しても、劇場に行っても、旅行してもいい。「出かけることは<悪>ではない」とキチンと行政側が断言し、喧伝して欲しいと切に願います。各県の首長の発言を聞いていると観光客は来て欲しいがコロナは恐い。だから文末もモゴモゴに。でもこのまま経済が停滞していると、今後もっと世の中の状況が悪化するのは目に見えています。

 観光業界では一時“爆買い”が目立っていましたが、実はインバウンドの落とすお金の割合はそんなに高くなく、観光庁の調査によれば、外国の方の旅行消費額は全体の約2割だそう。日本人が国内旅行で落とす金額が圧倒的に大きい。だからそこを封じ込めると観光業界が成り立たないし、どこにも行けない人たちが少しずつ不機嫌になってしまっています。

 先日、夫婦で九州に行きました。飛行機もソーシャルディスタンスを保ち、マスクもして、向こうでは消毒したレンタカーを借りて、夕食もホテルの要望で正面ではなく斜めに座わり、温泉に入る前にも消毒して。もうやれることは全部やりつくしました。

 私たちのレンタカーの隣に県外ナンバーの車が駐車していましたが「県外ナンバーですが、私はこちらに住んで仕事をしています」と張り紙がしてありました。嫌な目にあったのでしょうね。県外から来たものが全てウイルスを運んでくる悪と言われるのもどうなんでしょうか。言い古された言葉ではありますがコロナは「正しく恐れる」ことが大事です。

 いまは誰もが行動を「世間様」に“突っ込まれないように”背筋を伸ばして毎日を過ごしています。この閉塞感もいかがなものかと思います。私の周囲も、今年は「海外にもどこにも行けないし家でブラブラしてても仕方ないから」と夏休みを取らなかった人が多いように思います。

 でも遠い観光地に行かなくても、近場のマイクロツーリズムで良いのでは。まずは近場の観光地でお金を使って経済をまわしましょう。私も大阪に住んでいるので、近畿の温泉を制覇しようかと夫婦で話しているところです。海外旅行が厳しいときだからこそ、日本のいいところを見直したり、再発見するいい機会ではないでしょうか。「ディスカバー・ジャパン」!(1970年代の国鉄の成功キャンペーン名)

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