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こんな時だからこそ情報を公開することが必要

 新型コロナウイルスの拡大を受け、安倍首相が会見し、小中学校の休校などを決定。その判断が正しかったのかどうか、いますぐ評価はできませんが、海外に目を向けると、台湾の対応が評価されています。日本の5分の1ほどの人口なので、全てが日本に当てはまるわけではないと思いますが、例えばマスク1つにしても、身分確認し実名登録すれば購入できる。

 マスクの在庫数を把握、販売店も全て確認できる「マスク在庫マップ」をネットで公表。これを指揮したのが、38歳のIT大臣オードリー・タン氏。IQ180の天才プログラマーで15歳でIT企業を起業し台湾最年少閣僚に。日本の「パソコンは使わない」で話題になったサイバーセキュリティー担当大臣とは随分違いますよね。

 台湾では情報はどんどん公開されています。だから、当初の「実名は厳し過ぎる」という反発や、不満の声はなくなってきたそう。

 一方、日本は情報公開をしていない。マスクは「大丈夫」と言われていたのに結局中国からの輸入に7~8割頼っていたため、医療関係者にさえ不足がささやかれる始末。なにが「大丈夫」だったのか本当にわからない。

 そして次は「トイレットペーパー」。国内産なので大丈夫と政府は声を大にして言うけれど、「マスクも大丈夫」って言ってたじゃない。だから国民は不安にかられてしまう。「お1人様2個迄」と書かれていたら1個で良いと思ってた人も2個買ってしまうという、心理の悪循環がおこってしまう。こんな時にこそ、こんな時だからこそ、良い事も悪い事も全てキチンと情報を公開することが必要なのだと思います。

 先日も「五輪を来夏に延期と、IOC理事が言っていた」とニュースになりましたが、IOC理事も百人位いるそうで「延期発言」もオフィシャルな意見なのかどうか。なのに「来夏に延期」が一人歩きする始末。今の日本はこうした中途半端な情報が出回り過ぎています。

 私はオイルショックを経験した世代ですが、あの時はトイレットペーパーの次は砂糖がなくなり、なぜだか卵もなくなった。現在はそのころよりもっと早くに正確な情報が伝わるはず。だからこそ、私たちが本当にほしいのは、正確な情報の公開による安心なんだと切に思います。

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