スマホで動画-撮る側の配慮がもっとあっていい

 デジタルカメラやスマートフォンのカメラ機能が発達し、気軽に写真や動画を撮ってネットにアップできる時代になった。しかし一方で撮影時のマナー違反や、勝手に第三者の顔が分かる写真をアップしてしまい、トラブルにつながるケースも。ハイヒール・リンゴは自身の経験を踏まえながら、注意を喚起する。

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 スマートフォンなどで簡単に写真や動画を撮ることができる時代ですが、いろいろ注意が必要ですよね。そして撮る側の配慮もまた大事です。

 例えば観光名所で写真を撮っている人がいたら、マナーとしてまわりの通行人は横切らないように、待つことがよくありますよね。ところが動画を撮るとなると、通行人は長いこと待たないといけないんです。急いでいる人もいるでしょうから「今から動画を撮っていいですか」と声かけするなど被写体だけでなく、まわりにも配慮すべきだと思います。

 料理の動画を撮っておいしい料理が冷めてしまうのは、自分が冷めた料理を食べたらそれで済みますが、人混みの中で写真や動画を撮るとまわりに迷惑がかかる時もあることに気付いてほしいです。

 写真に写り込んだ人への配慮もまた必要ですよね。以前、新郎新婦の御両人ともに有名人という結婚式に出席したのですが、2人とも知り合いだからということで、出席者はこぞって新郎新婦の写真を撮ってブログに上げたんです。後日、新郎新婦の事務所から「肖像権の問題がありますので◯日までに削除してください」というお知らせが来ました。みんな慌てて削除しましたが、肖像権の問題があるので注意が必要ですね。

 個人的に気になるのは、集合写真を撮って「SNSに上げていい?」と聞かれる時。「いいよ」と言うと、だいたいの人は自分自身の一番いい顔の写真をアップする。その横で写っている私は目が白目だったりする(笑)。「この写真を上げていい?」と、その場で写真を確認してもらうくらいの配慮が必要だと思います。実際はなかなか難しいこともありますが。

 動画でも、映り込んだ人への配慮は、もっとあっていい。雑踏でその場で他人に確認するのは無理としても、最低限の加工処理をすべきだと思います。

 今は画像をネットにさらすというのが本当に多い。どこでだれに撮られて知らないうちにアップされるか分からないし、それでまたネット上で袋だたきに遭ったりするじゃないですか。相方のモモコは以前、エレベーターの中で自分の子供がジャンプして遊んでいるのを「飛んだらあかんで!ビデオに映ってるやろ!」って叱っていました。確かに飛ぶのは良くないけどちょっと叱り方を間違っているんだなあ(笑)。

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