【にしたん社長の人生相談 お悩みクリニック】家選びで「100点の物件」を探してもほとんどないのが現実

 にしたんクリニックなどを展開するエクスコムグローバル株式会社の西村誠司社長があなたの悩みに答えます。

 【相談】 妻と愛犬と暮らしている30代前半のサラリーマンです。将来の住まいをマンションか一軒家かで迷っています。愛犬が走り回るのが好きなため、庭でリードなしで遊ばせられる一軒家に魅力を感じています。しかし、予算を考えると庭付きの家は郊外になり、利便性や通勤時間の面で不安があります。資産性を重視したマンションか、家族の暮らしやすさを優先した一軒家か、どちらを選ぶべきか。年齢的にも購入のタイミングと思いいろいろ物件を見て回っていますが、なかなか前に進めません。西村社長に良きアドバイスをいただきたいです。

 【回答】 ご相談ありがとうございます。

 奥さまと愛犬との暮らしを大切に考えながら住まいを選ぼうとしている、その姿勢がとても伝わってきました。家は金額も大きく、人生に長く関わる決断ですから迷うのは当然のことです。

 まず、マンションと一軒家の違いを整理して考えてみましょう。一般的にマンションは駅に近い立地が多く、通勤や生活の利便性が高いというメリットがあります。資産性という観点でも、都市部のマンションは流動性が高く、将来売却や賃貸に出しやすいという特徴があります。反対に一戸建ては土地を所有できる点や、周囲を気にせず暮らせる自由度が魅力です。特に庭がある家であれば、ペットがのびのび過ごせる環境をつくりやすいという利点があります。

 ただ、ここで大事なのは「どちらが正解か」という発想ではなく、「あなたの家族にとって何が一番価値なのか」を見極めることです。資産性を重視するのか、日々の暮らしの満足度を重視するのか。人によって答えは違います。

 私はよく「家は投資である前に、生活の舞台だ」と考えています。確かに資産価値は大事です。しかし、毎日暮らす場所である以上、家族が気持ちよく過ごせるかどうかも同じくらい重要です。愛犬が庭を走り回れる光景を想像して「いいな」と思うのであれば、それはあなたの家族にとっての大きな価値かもしれません。

 一方で、郊外の一戸建ては通勤時間が長くなるケースが多く、生活リズムに影響する可能性があります。通勤が長くなることで疲れが増え、家で過ごす時間が減ると、せっかくの住環境が生かせないということもあります。ですから、物件を見るときは「通勤時間」「周辺環境」「日常の生活動線」を冷静に確認することが大切です。

 もし迷いが大きいなら、一つの考え方として「10年後の生活」を想像してみてください。仕事、家族、ライフスタイルがどうなっているか。愛犬との生活、子供ができた場合の生活、働き方の変化など。未来の生活像に一番自然にフィットする住まいが、あなたにとっての正解に近いはずです。

 そしてもう一つ。家選びでよくあるのは「100点の物件」を探してしまうことです。しかし、現実には100点の家はほとんどありません。70点でも「自分たちの価値観に合う家」を選べれば、それは十分に良い選択です。決断できない状態が続くと、時間だけが過ぎてしまいます。

 奥さまと「自分たちがどんな暮らしをしたいのか」を改めて話し合ってみてください。資産性なのか、生活の楽しさなのか、通勤の便利さなのか。優先順位が整理できれば、選択肢は自然と絞られてきます。

 家は人生の拠点です。数字だけでなく、家族の時間や日常の幸福感も含めて考えることが、後悔しない選び方につながると思います。焦らず、しかし納得できる形で一歩前に進んでください。きっと、ご家族にとってちょうどいい住まいが見えてくるはずです。

 ◆西村 誠司(にしむら・せいじ)1970年生まれ、愛知県出身。「にしたんクリニック」などを展開するエクスコムグローバル株式会社代表取締役社長。名古屋市立大学を卒業後、外資系コンサルティング会社に入社。2年で退職して25歳で起業、現在年商333億円に成長。TikTokフォロワー数7万7000人。

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