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総経費3億円は“自腹” 世界一のXマスツリーにかけるプラントハンター

 会見を開いたそら植物園株式会社・西畠清順CEO
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 開港150周年を迎えた神戸港に、世界一のクリスマスツリー設営に挑戦する「めざせ!世界一のクリスマスツリー プロジェクト」は27日、神戸市内の神戸市役所で会見を開いた。総合プロデューサーの、そら植物園株式会社・西畠清順CEOは1本の木の命をもらって「人の心に植物を植え付けたい」と話し、ビッグプロジェクトの成功を誓った。

 西畠CEOは希少植物を探して世界を巡るプラントハンターとして有名で、これまで企業や行政からの依頼を受けて数々のプロジェクトを手掛けているが、自らが発起人となって行うプロジェクトはこれが初めて。ツリーに使う木の掘り取り作業費、運搬費、設営費、イベントにかかる費用はしめて3億円かかるが、「サンタさんになったつもりで、自分で払える範囲で…すでに1億数千万は払った」と経費はすべて“自腹”だという。当初の8億円という見積もりから本当に必要な経費だけに絞った。身銭を切ってまで挑戦する理由は、阪神・淡路大震災を経験したことで「復興した地元神戸から東北や熊本、自然災害に遭った世界の街に、メッセージを伝えたい」という思いから。

 照明はLEDなどの電飾は使わず、直径10センチの円状の反射材を使用。下からスポットライトを当てることで、光が反射、風で揺らめき美しい装飾となる。反射材を使うメリットとして日中も太陽光が反射してツリーを彩る。また、この反射材はオーナメントとしてイベント開催中1枚500円で販売され、絵馬のようにメッセージを書き込める。このメッセージ・オーナメントの売り上げのほか、今後クラウドファンディングを募集し、経費の一部に充てたいという。

 ツリーに使用する木は富山県氷見市で生息している推定樹齢150年のあすなろの木。全長30メートル超、重さ24トン、直径は1メートル超。その生きた巨木を、特殊トレーラーで富山港まで運び、そこから船舶で1100キロ離れた神戸まで運ぶ。現在は掘り出し作業を終えて、養生中。来月17日に開場となる神戸メリケンパークに植樹される予定だ。イベントの開催は12月2日~26日で、同時期に行われる神戸ルミナリエとともに復興のシンボル的イベントになりそうだ。

 ▼神戸メリケンパーク協議会・渡辺会長「最初に話を聞いたとき、戸惑いはあった。賛成ではなかったが、彼(西畠CEO)と会って、神戸を愛する気持ちが分かった。できて30年のパーク。新しい風物詩ができる。西畠さんには心から敬意を表します」

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