失意の予選落ち…渋野日向子に差し出されたプレゼントとは
「女子ゴルフ・富士フイルム・スタジオアリス女子オープン、第2日」(11日、石坂GC)
今季日本ツアー初参戦となった渋野日向子。インスタートから巻き返しを狙ったものの、前半の11番と17番で痛恨のダブルボギーをたたくなどスコアを落とし、予選落ちに終わった。
最終ホールの9番を終え、クラブハウスに戻る時だった。失意の渋野に沿道にいた子どもがそっと“ある物”を差し出した。それは全英女子OP優勝時、プレーの合間に食べていたことでお馴染みのあの駄菓子。気づいた渋野は駄菓子と交換に自身のゴルフボールをプレゼント。大事そうに両手でボールを受け取る子どもを見て、渋野は笑みを浮かべながら再びクラブハウスへと歩き出していった。
その後、渋野はギャラリーの声援に対し次のように語っている。「いいところを見せられていないし、自分も悔しい思いをして下を向いてしまうことも多いけど、アホらしくなるぐらい。ギャラリーや応援してくれる人の方がポジティブでいてくれることで、『前を向かなきゃ、頑張らなきゃ』という思いにさせてくれる。本当に(ゴルフは)個人競技じゃないとつくづく思った」。
遠くを見つめながら、「さっきの帰り道はマジで泣きそうでした」と振り返った渋野。あの優勝から7年。復活へ前を向くスマイルシンデレラの姿が印象に残った。
(撮影・伊藤笙子)
