ロッテ・佐々木朗希 復帰登板でスタジアムの空気を変える投球で“完治”を証明

故障を恐れぬ気迫の投球を見せたロッテ・佐々木朗希=10日、ZOZOマリン(撮影・開出牧)
気迫あふれる投球だ!初回に最速161キロのストレートを連発するロッテ・佐々木朗希=10日、ZOZOマリン(撮影・開出牧)
ダイナミックなフォームで最速161キロを連発したロッテ・佐々木朗希=10日、ZOZOマリン(撮影・開出牧)
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 “完治”を証明するには十分だった。復帰マウンドで161キロのストレートを連発したロッテ・佐々木朗希投手(21)だ。

 10日のロッテ対オリックス戦(ZOZOマリンスタジアム)の一回2死三塁、オリックス・森友哉捕手に対してカウント1-1から161キロのストレートを際どいコースに決め、ストライクを奪った。スコアボードに表示された「161キロ」に、どよめくスタンド。続く4球目は低めのボールとなったが、再び161キロを記録し、スタンドの興奮はさらに上昇。視察に訪れていた、ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMら大リーグ関係者たちの視線もくぎ付けにしたにちがいない。

 7月24日のソフトバンク戦(ZOZOマリンスタジアム)で左脇腹を痛めて戦列を離脱した際は、今季絶望かと思われたが、驚異的な回復力で早期復帰。ダイナミックな投球フォームから繰り出される最速161キロ連発で“完治”を印象づけた。結果的には森に左前適時打を浴び先制を許したが、3回2安打1失点の好投。予定の投球数を終えて降板した。

 前日の試合でノーヒットノーランを達成したオリックス・山本由伸は、回を追うごとにシビれるような空気を作り上げたが、一夜明けたこの日は、令和の怪物が立ち上がりからスタンドをどよめかせ空気を変えた。望遠で撮影していた私も、満員に膨れあがったスタジアムの熱気と興奮を肌で感じながらシャッターを切った。故障を恐れぬ気迫の投球に、怪物のプライドを見た。(デイリースポーツ・開出牧)

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