絶体絶命!2死満塁のピンチで見せたオリックス・吉田凌のしびれる投球

20日の楽天戦、6回2死満塁で鈴木を空振り三振に仕留めた吉田凌はほっと胸をなで下ろす(撮影・神子素慎一)
20日の楽天戦6回、鈴木を空振り三振に仕留めグラブを叩き喜ぶ吉田凌(撮影・神子素慎一)
20日の楽天戦、力投する吉田凌(撮影・神子素慎一)
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 20日、オリックス対楽天24回戦(京セラドーム大阪)。

 悲願の優勝へ向け一戦も落とせない試合が続くオリックス。二回に先制を許したが五回に勝ち越し。リードを守って勝利につなげたいところだったが、満塁の大ピンチに-。

 六回2死満塁、絶体絶命の状況でオリックス・吉田凌が気合の入った表情でマウンドに上がる。撮影するこちらも打つ方?投げる方?どっちにレンズを向けるか選択が迫られる緊張する場面だ。

 選択は後者にした。渾身の力を込め投げ込み、スライダー3球で楽天・鈴木を1ボール2ストライクと追い込んだ。

 最後もスライダーで空振り三振に。バットが空を切るとグラブを一度ぽんっとたたいた。ぐっと拳を握りもう一度グラブをたたいた。

 ベンチに戻る途中、迎える山崎福らナインの笑顔に緊張が解けたのかほっと胸をなで下ろし表情が和らいだ。

 どれだけの重圧を感じてマウンドに上がったのだろうか。次の登板でもしびれるような投球に期待したい。

(デイリースポーツ・神子素慎一)

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