2カ月半ぶり勝利は今後への第1歩…広島・床田寛樹が見せた鋭い眼光と気迫
時折、秋を感じる風が通り抜けた9月24日のマツダスタジアム。広島の投手指名練習には5人の選手が集まり、その中に床田の姿もあった。外野の芝生で感覚を確かめるようにキャッチボールを繰り返す。約2カ月半、白星から遠ざかっていた左腕だが、グラブ越しにのぞいた眼光は「まだ終わっていない」という“気迫”を感じさせるものだった。
翌日のDeNA戦(マツダ)。7回1失点の好投で勝利投手となり、お立ち台にも上がった。大瀬良やK・ジョンソンが離脱し、先発ローテ陣は不安定な現状。さらなる勝利を期待するファンから温かい声援が送られた。
ペナントレースは終盤戦を迎えようとしている。残り試合ではこれまで勝てなかった分を取り返すような快投を披露してほしい。(デイリースポーツ・立川洋一郎)