荻野目洋子が魅せたギター弾き語り

5日、熊本復興支援ライブで弾き語りを披露する荻野目洋子=千葉・舞浜アンフィシアター(撮影・開出牧)
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 弾き語りも、なかなかどうして。歌手の荻野目洋子(47)が5日、千葉県浦安市の舞浜アンフィシアターで行われた熊本地震復興支援ライブ(ライジングプロ主催)で、ギター弾き語りを披露した。

 荻野目洋子と言えば、何と言ってもヒット曲「ダンシング・ヒーロー」(1985年)だろう。軽快なダンスと弾むような歌声が印象的だ。

 そんな彼女が1曲目の「六本木純情派」を歌い終えると、ステージ上に用意されたアコギを手に取った。「六本木のあとにやるのはキツイけど…、息切れしたらごめんなさい」と笑いを誘いつつ、ギターをつまびきながらアンジェラ・アキの「手紙~拝啓十五の君へ~」を歌い始めた。

 Aメロ、Bメロはアルペジオでしっとり聞かせ、サビはストロークで盛り上げてゆく。アンジェラ・アキのパワフルな歌声とピアノ弾き語りのイメージが強い同曲だが、ギターならではの素朴な音色と、伸びやかな歌声で魅了した。リズムキープが難しい弾き語りだけに、鍛え抜かれた音感と歌唱力が際立っていた。

 3曲目は「ダンシング・ヒーロー」を軽快なステップと歌で盛り上げ、会場は熱気と興奮に包まれた。やはりダンスと歌が彼女らしいパフォーマンスだと感じたが、じっくり聴かせるギター弾き語りもなかなかどうして、復興支援ライブにふさわしいステージだった。(写真と文=デイリースポーツ・開出牧)

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